• 日本に住んでいるなら知らないとヤバい ! 地学の授業

◎内容紹介

【地震&津波・火山・海洋・気象・地球温暖化については、 日本さらには地球がヤバいことはすべて高校地学で習った!?

この国では自然災害が絶えません。いえ、それどころか、年々「異常」「初の」という言葉が飛び交い、災害の爪痕の程度がひどくなっている感さえあります。

本書はこの国のそうした自然災害を前にして「なんでこんなことが起きるの?」にスポットライトを当てて、現役の高校理科教師が授業風景を織り交ぜながら紹介したものです。

「地学」は大地の学問であり、気象の学問であり、海洋の学問であり、宇宙の学問です。
大地のことを知らなければ、地震や火山を知ることはできません。
気象を知らなければ、台風や異常気象を知ることができません。
海洋や宇宙もまた然りです。

私たちを取り巻く様々な現象を理解するには、もちろん生物や物理や化学も必要ですが、地学もまた理解するのに大変重要な科目なのです……、なんて堅苦しい話は抜きにして、楽しくわかりやすく生徒とのやり取りから、地学を紹介します。

「最近、何かこの国、ヤバくね?」

政治の話ではなく、足元が揺れたとか、あるいは大雨や大雪が降ったりして「ヤバくね?」と感じた方は、ぜひ本書を好きなところから読んでみてください

 

 

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紀伊國屋 丸善&ジュンク堂書店&文教堂 旭屋書店

発売:2022 / 7 / 21
ISBN978-4-88181-886-2
四六判
344ページ
1,980円 (本体:1,800円)
著者:大平悠麻

 

◆著者略歴

◎著者
大平 悠麻(おおひら・ゆうま)
1985年生まれ。埼玉大学教育学部理科専修卒業。埼玉県教育委員会入職後、主に県下の高等学校にて理科教諭として勤務。

著書に『おもしろい石と人の物語』(総合科学出版)がある。

<本書の内容>

第1部 【地震&津波】編

  

・第1講 零戦の下敷きになった中学生
・第2講 3万人以上が命を落とした熱風・竜巻
・第3講 京都祇園祭、三陸津波

第2部  【火山】編

  

・第1講 零戦の下敷きになった中学生
・第2講 3万人以上が命を落とした熱風・竜巻
・第3講 京都祇園祭、三陸津波
・第4講 火山列島日本
・第5講 美と癒しの火山大国日本
・第6講 日本を2分する大いなる溝“フォッサマグナ”
・第7講 南九州の縄文文化を終わらせた巨大噴火

第3部 【海洋】編

  

・第8講 命あふれる奇跡の海“相模湾”
・第9講 黒潮はいつ生まれたのか
・第10講 海水が淡水になったらどうなる?
・第11講 温暖化がもたらす海洋生物の死

第4部 【気象】編

  

・第12講 ヒートアイランド現象で水道水がなくなる?
・第13講 超寒~い、水がなくなり生物絶滅の危機
・第14講 日本海の漁師の恐怖「春一番」
・第15講 「く」の字に曲がる台風
・第16講 冬、雪をもたらす風
・第17講 沖縄の夜空をオーロラが覆うとき

特別補講 【地球温暖化】編

 

 ・補講1 マンモスの牙
 ・補講2 温室効果ガス
 ・補講3 大昔に起きた大量絶滅
 ・補講4 まさか肥料まで
 ・補講5 海と二酸化炭素
 ・補講6 これからどうなる?
 ・補講7 海面上昇だけならまだしも…
 ・補講8 これが最悪の事態
 ・補講9 では、どうすれば温暖化を止めることができる の?
 ・補講10 200年前の温室効果への警鐘、そしてSDGs
 ・補講11 私の一押し! ジオエンジニアリング構想】