• 大人の週末工作 自分で作る風力発電

◎内容紹介

大人の週末工作。自転車のハブダイナモじゃ、物足りない!

200W……照明とパソコン環境くらいは使える電力を起こす。

電子回路の知識どころか、ハンダ付けもままならない一介のサラリーマンが、夢にまで見続けた手作りの風力発電を実現させた。

それも、100円ショップで買ったボールやホームセンターで見つけたアルミ鍋と塩ビ水道管など、材料費だけなら3万円もかけずに完成させた!

 

 

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紀伊國屋 丸善&ジュンク堂書店&文教堂 旭屋書店

発売:2011 / 10 / 13
ISBN978-4-88181-817-6
A5判 カラー図解
160ページ
価格:1,800円+税
著者:中村昌広

 

◆著者略歴

中村昌広(なかむら・まさひろ)
1959 年、栃木県那須郡那須町に生まれる。
2006 年、サラリーマンの傍ら、川のほとりに移り住んだときから、自然エネルギーの活用を考え始める。
2008 年、手作り風力発電1 号機を完成。
現在、伝説の山田風車のようなマイクロ風力発電の実用化を目指すとともに、子供の頃泳いでいた目の前の川で、電気をつくる夢も抱き始めている。

著書に『自分で作るハブダイナモ水力発電』(総合科学出版)、『自宅で楽しむ発電』(ソフトバンク新書)、『自分で作る自家発電』(総合科学出版)がある。

◆ホームページ:「mabofarm

◆youtube登録サイト
https://www.youtube.com/user/mabofarm

 

<本書の内容>

第1章 手作り風力発電の目覚め

1-1 緊急時の自家消費を賄えるシステムから始める
1-2 手作り発電機の役割(電気の自産自消)
1-3 なぜ風力発電なのか
1-4 自作の風力発電で目指す発電容量
1-5 風車の形
1-6 発電機は何を選ぶのか?
1-7 市販品と手作り発電機のコスト比較
1-8 風力発電を作るための専門知識・技術は?

第2章 発電機に使えるもの

2-1 完成された発電機
2-2 手作り発電機

第3章 エアギャップ発電機の製作

3-1 エアギャップ発電機製作の作業手順
3-2 エアギャップ発電機の構造
3-3 コイル用銅線の選定
3-4 磁石(マグネット)の選び方
3-5 発電機の設計(100Wクラスの発電機)
3-6 コイル巻き用冶具の製作例
3-7 エアギャップ発電機の製作と注意
3-8 単相交流と三相交流
3-9 整流回路
3-10 発電機の能力について

第4章 ブレード(翼)の作り方

4-1 風の強さ
4-2 ブレードの数と形
4-3 ブレードに使える材料
4-4 塩ビ管ブレードの製作
4-5 ブレードの取り付け

第5章 手作り風車の工夫

5-1 これぞ手作り、鍋とボール
5-2 垂直軸(ヨー軸)受け

第6章 電気を蓄える

6-1 発電された電気の流れ
6-2 バッテリーの種類
6-3 バッテリーは電気のダム湖
6-4 過充電と過放電
6-5 バッテリー充放電コントローラーの製作
6-6 風力発電には絶対に欠かせないコントロール機能
6-7 風力発電の設置

第7章 蓄えた電気の使い方

7-1 非常用電源としての役割
7-2 DC(直流)12V電源で使う
7-3 ACアダプタ
7-4 AC(交流)100Vの家庭用電気器具を使う

第8章 手作り風車の危険性

8-1 強風対策・緊急時ブレーキ
8-2 ブレードの破損事故
8-3 メンテナンス
8-4 設置に適した場所

第9章 手作り風車の未来

9-1 公園のオブジェなんか要らない
9-2 一人ひとりの力が世界を変える
9-3 エアギャップ発電機の流用

<付録>

製作のための工具とパーツ
主要部品の購入先